VOICE 4
所 属:阿部製作所
入社年:1991年
担 当:金型設計
藤田 秀樹

阿部製作所ではどんなお仕事をされていますか。

91年に入社してから金型の設計一筋。途中から(金型の)ワイヤーカットも担当するようになりました。阿部製作所入社以前は別の会社で金型を作っていたんですが、もっとレベルの高いものを作りたくてここに転職しました。「燕の阿部製作所」といえば、精密金型で有名だったんですよ。

金型設計のどこに魅力を感じているんでしょう。

精密金型って、図面通りに仕上げても完成品は寸法通りに仕上がらないんです。ですから、歪みやスプリングバック(工具を離した際、材料に施した加工が戻る現象のこと)を考慮して図面を引いて、寸法に収めるように微調整を繰り返していきます。そうしてきちんと収まるものに仕上げるのが、精密順走プレス金型の面白さかなあ

「金型のプロフェッショナル」と言われる藤田さんですが、いまの目標はなんですか。

後進を育てることですかね。僕もここに入ったとき、会長(当時の社長)に色々教わりましたから、その恩返しだと思っています。地味な業種ということもあって近年は若い人が入ってこなかったんですが、アベキングループに加わって以降、本社から若いスタッフが出向してくるようになりました。若い人たちにはフレッシュな視点がありますから、僕にもいい刺激になっていますよ。

入社を考えている若い世代へ向けて、何かアドバイスをお願いします。

会長はずっと金型の現場にいた人で、プレスの本場であるアメリカまでわざわざ勉強しに行くような完璧主義者だったんですね。製品に対して一切、妥協しない姿勢が、阿部製作所の評価に繋がったんだと思います。現スタッフもそういった会長のものづくりの意志を受け継いでいますよ。業界自体は縮小傾向にありますが、うちの会社にはそういう風潮のなかでも生き残ってきた技術力があります。技術力をつけたいという向上心を持った人たちに興味を持ってもらえると嬉しいですね。